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雪わたり

「雪わたり」
宮沢 賢治 作
いもと ようこ 絵
-白泉社

キックキック トントントンyeah.gif


○おはなし
 四郎とかん子は、固く凍る雪の上を歌いながら歩いています。
「かた雪しんこ、しみ雪しんこ。きつねの子ぁ、よめぃほしい、ほしい。」
 すると、小きつね紺三郎がでてきました。
丁寧な口調の紺三郎は、二人を幻灯会に誘いました。

 月夜の雪が凍る日。
四郎とかん子は、幻灯会へ出かけて行きました。案内されたのは、きつねの小学校。
そしてそこで、二人はきび団子を出された。
本物かだまされていないか…。紺三郎を信じよう。
食べた団子は、ほっぺが落ちるおいしさ。
きつねの学校生徒たちは、食べてくれたと大喜び。
その姿に、二人もうれしくなりました。
 最後に紺三郎は、きつねの学校生徒に言いました。
「大人になっても嘘つかず、きつねの悪い評判をなくしましょう。」
 
 帰っていく四郎とかん子を、丁寧に紺三郎ときつねの学校生徒は見送ります。
浸りは、森を抜け、野原を行きました。

○KABA
 宮沢賢治といえば、今は教育テレビの番組でよく耳にするのが、「雨ニモマケズ」。小学生のころは、「注文の多い料理店」を国語で習いました。そして、一番の思い出は、岩手県花巻市、宮沢賢治の故郷にあるペンション。そこは、部屋の名前が宮沢作品のタイトルでした。私が泊まった部屋は、「銀河鉄道の夜」。部屋に置かれたテーブルの引き出しには、聖書ならぬ「銀河鉄道の夜」が1冊入っていました。
 こうして、見るともなしに聞くともなしに、耳にする宮沢作品。今回この絵本を手にしたのは、はなびやさんのブログでの紹介を読んで。

 以前宮沢賢治の一生をドラマ化したものを見た記憶があります。そのドラマでの宮沢賢治という人は、様々な経験を通して「雨ニモマケズ」にあるような考え方の持ち主となっていきました。そして、私にとっての宮沢賢治像は、「雨ニモマケズ」と重なったところがあります。
 この絵本は、宮沢賢治がまだ高校教師になる前の作品ですが、宮沢賢治の、まっすぐな考え方が垣間見れるように思います。
 きつね小学校の生徒達は、嘘言うな、ぬすむな、そねむなと、歌います。そうすれば、悪い評判もなくしてしまえるだろうと。四郎とかん子のように、きつねを信じてくれるだろうと。
 そして、四郎とかん子の歌う わらべうたと、二人ときつねとのやり取りは、読んでいて楽しいリズムを生み、一緒にキック、キック、トン、トン、トンと、足を踏みならしたくなります。
きつねの紺三郎は、丁寧なしゃべり口調の気取り屋さんですが、そこには紺三郎の人間に対する思いがこもっているのかも知れません。楽しいリズムの中で、自分の信念を通して生きる紺三郎の姿が、描かれているように思いました。

 この話を読んだときは、次男クンにはまだ難しかったようですが、タイミングよく、教育テレビの「おはなしのくに」で、ふせ えりさんがお話されるのを見ることができました。
 紺三郎の気取った様子がうまく表現されていて、次男クンもクスって笑っていました。
キックキックトントントン。
一緒に足を踏みならして遊びだした次男クン。そのまねを始める三男クン。私も一緒に
キックキックトントントン。
  
 
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コメント

ミツボンさんへ

いろんな方言を使っての「雨ニモ負ケズ」、私も聞き入ってしまいます。
東北弁!全然意味が分からず、必死でテロップを追いかけてしまいました。でも、味がありますよねー。このお話も、岩手弁で語られると、また一層味が出るでしょうねー。でも、きっと意味が分かんない…・か(笑)。

こんばんは(^▽^*)
この絵本はまだ未読ですが、いもとようこさんのちぎり絵がとってもかわいらしくて
難しい宮沢賢治さんの文もちょっと読みやすくなりますよねぇ。
私も、教育テレビの番組で「雨ニモマケズ」見ましたよん。
私には子どもがいませんが、絵本作家の勉強のため(結構楽しんで(;´▽`A)
教育テレビはよくみています。
難しい言葉も、歌に合わせて取り入れやすくしていて楽しそうですよねぇ~。
「雨ニモマケズ」の東北のおじいちゃんが方言で読んでいるところが好きでしたv-426
私の田舎が東北なので、田舎っ子の私としてはこれがジ~ンとしちゃうんですぅ。

今度、この絵本も読んでみますねぇ~v-413

はなびやさんへ

はなびやさんのコメント、短い言葉で、うまくこの作品を表現されていますねー。(うらやましい文章力です(^。^))。
そうですねー。実は、「水仙月の四日」も気になっているんですが、すこしむずかしいかなーって思っちゃいました。でも、これまた、春を待つこの季節にピッタリですねー。

私の紹介を読んでくださったとは光栄です。
雪の清浄さと、子どもの素直な心、きつねたちの思いがマッチして素敵な世界を作り出している作品だと思います。
宮沢賢治の童話ってちょっと難解と敬遠してしまう方にもお勧めだと思います。

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