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かあちゃんかいじゅう

「かあちゃんかいじゅう」
内田 麟太郎 作
長谷川 義史 絵
- ひかりのくに

かいじゅうだぞーyeah.gif


○おはなし
ぼく:よどがわ りゅうのすけ
かあちゃん:よどがわ ちえこ
とうちゃん:よどがわ がんのすけ
ねえちゃん:よどがわ えり
おじいちゃん:よどがわ うまのすけ
おばあちゃん:よどがわ せつこ
おやネコ:おきくさん
こネコ:こまさ


とうちゃんは、競馬新聞を読んでいる。
ねえちゃんは、寝そべって漫画本を見ている。
おじいちゃんは、食卓でお茶を飲んでる。
おばあちゃんは、廊下の拭き掃除をしている。

かあちゃんは。 パソコンで仕事中。

「怪獣映画に連れてって」と頼んでもお仕事でダメって。
とうちゃんに頼んだら、かあちゃんを拝み倒せって。

 寝転がって手足バタバタさせて言ってみる。
「つれてってーつれてってー」
おじいちゃんの「つれってってやれや」と一言も
「甘えさせたら癖になる」て、おばあちゃんと二人がかりで却下。

 そんなかあちゃんを、ぼくは「怪獣だー」って脅かした。
かあちゃんは腹を抱えて笑いころげた。
明日、怪獣映画に連れてってくれるって。

 次の朝、かあちゃんの声で起きると。
そこには怪獣に変身したかあちゃんかいじゅうがいた。
 かあちゃんもねえちゃんもおきくさんもこまさも、腹を抱えて笑いころげた。

さあ。家族みーんなでお出かけだ。
みんなでおいしいものも食べようね。


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ブチョロビッチョロはどこ?

「ブチョロビッチョロはどこ?」大島 妙子
- 学研

飼い主を選べるかyeah.gif


○おはなし
 チコちゃんちのねこ。名前は「ブチョロビッチョロ」。
 チコちゃんはブチョロビッチョロが大好き。

ニャンコマンマをあげる。
ファッションショーごっこでは、マフラーぐるぐる巻きのお洒落さんに変身させてあげる。
お人形さんごっこでは、おうまさんの役のブチョロビッチョロ。

 ブチョロビッチョロは、チコちゃんが嫌い。

テレビCMで観たキャットフードが食べたい。
ファッションショーは息が詰まる。
おうまさん役なんて嫌。

 夜は一緒に眠るチコちゃんとブチョロビッチョロ。チコちゃんは優しく子守歌を歌いますが、寝相が悪くブチョロビッチョロは寝てられない。

 とうとう、家を出て行ったブチョロビッチョロ。

 チコちゃんは泣きながらブチョロビッチョロを探します。
 ブチョロビッチョロは、子供のいないぴったりの家を見つけます。その家では、飼い猫ニャンコロビッチがいなくなっていて、ブチョロビッチョロを飼い猫と間違えて大喜び。

 その夜。
チコちゃんはなかなか眠れません。
ブチョロビッチョロは、久しぶりにぐっすり眠れました。

 次の日。友達に言われてチコちゃんの様子を見に行ったブチョロビッチョロ。チコちゃんはブチョロビッチョロにそっくりなねこと遊んでいました。そのねこを「ブチョロビッチョロ」と呼んでいます。

 それを見ていたブチョロビッチョロは、なんだか悲しくなりました。

 さて。そのねこは迷子のニャンコロビッチでした。
チコちゃんが部屋を出た隙に、ニャンコロビッチと入れ替わったブチョロビッチョロ。
 そんなブチョロビッチョロの上にドサッと、大きなゾウのぬいぐるみを乗せてうれしそうなチコちゃん。

 ブチョロビッチョロは、すぐ、後悔しました。
 

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やっぱりおおかみ

「やっぱりおおかみ」
ささき まき 作・絵
- 福音館書店

yeah.gif


○おはなし
 シルエット。全身シャドーがかった、横ばかり向いているおおかみ。
1匹だけ生き残った、子供のおおかみ。ひとりぼっちのおおかみが仲間を探して、うろついています。

 うさぎのいる町。おおかみを避けるウサギ。
「け」

やぎのいる教会。
ぶたの市場。壁に落書きするぶたが、おおかみに気がつくと絵が描きあがっていないのに去っていく。
「け」

しかのいる公園。
食事中のうしの家。
うろつく、おおかみ。


 仲間はいないかな。
 仲間がいて、みんなは楽しそう。
 しかになれたら、あそこで遊ぶのに。
 俺に似た子はいないかな。

 俺に似た子。
 いないんだ。

 墓場で眠った。
おばけだって、仲間と楽しくしているんだ。

気球が飛んでいく。
「け」

空を眺めて。

やっぱり、俺はおおかみ。
そう思ったら愉快な気持ちに。


 

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くもの日記ちょう

「くもの日記ちょう」
長 新太 作・絵
- ビリケン出版

自由人は変化自在yeah.gif


○おはなし
○月○日
くもが、かく絵日記。

雪だるま、流氷、カイツブリ。
みやこわすれ、ちょう、くもこちゃん。
雷、マンボウ、かき氷。
天気予報士、キノコ、秋の虫たち。
船、雪山、クジラ。   そして地球。

 さまざまなものと出会い話をしたり、見守ったり。
いろいろな形に姿を変えたり。
 どこに行くのも、何になるのも、自由。

ぼくは、くもだぞ!



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イエコさん

「イエコさん」
角野 栄子 文
ユリア・ヴォリ 絵
- ブロンズ新社

エクササイズ エクササイズyeah.gif


○おはなし
 森のそばに古い家「イエコさん」が1軒ありました。住んでいたトコロさんというおばあさんは、イエコさんを残して引っ越していきました。

 一人ぼっちでも楽しく暮らそうと、イエコさんは、隠していた手足を伸ばしました。
 おいしいものを食べて、エクササイズもして。

 そこへネズミが1匹。ここに置いてほしいと頼みます。嫌がるイエコさんにネズミが一言。
 「ひとりぼっちでさみしいくせに」
 イエコさんは、ネズミを捕まえ、ぱくりぺろり。

 さあ、元気を出してエクササイズ エクササイズ。

 今度はネコ。そしてコブタを食べたオオカミ、コブタを探すかあさんブタ、迷子の男の子。
 「入れてほしい」と頼むと嫌がるイエコさん。
 「ひとりぼっちでさみしくないの?」

 で。ぱくりぺろり。
 食べたら、手足を伸ばして曲げて、エクササイズ。

 夜。満腹イエコさんのお腹はどんどん膨らんで。
ブブブブブ~のおならの音が。バブ~ン!とイエコさんが破裂した。
 大急ぎで手を伸ばし破裂した家を元に戻すイエコさん。

 にぎやかって幸せ。にぎやかっていけてるね。

 みんな家に帰っていく。
 でも。
また、ぱくりぺろり、して遊ぼうね。 
 
 

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ストーリ―テリング講座4回目

 今日は、講座4回目。本を手元に置いておいてOKですが、お話を覚えて、語ります。
 
 小学生の頃、ピアノ発表会で暗譜した曲を弾きました。なんとか曲の終わりに近づき最後ジャーンと和音を弾いて終わるだけになって、突然頭の中は真っ白。どうしてもわからず尻切れチョンボな曲となってしまいました。
 どうしてこんなことを思い出したかと言えば。

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ごきげんなすてご

「ごきげんなすてご」
いとう ひろし 作・絵
- 徳間書店

すてご!でもご機嫌♪yeah.gif


○おはなし
 3か月前。弟が生まれた。お母さんはお猿みたいな弟ばかりかわいがる。あたしのことはほったらかし。
 いいわ。それなら、あたしは捨て子になる。りっぱな捨て子になるんだ。

 段ボール箱にきれいな字で、「かわいいすてご」と書いたら。さあ、後は拾われるのを待つだけ。
 きっと。
プールのある大きなお家。
両親はあたしだけをかわいがってくれる。
召使いにお抱え運転手。パーティは毎日開いて…。おさるの弟はいないの。
 そんなところに拾われて行くわ。

 ふーん。あれ?うーん。

 大丈夫大丈夫、気長に待つの。

 宣伝した方がいいかな?
うーん。笛吹いてたりするより、このままがかわいそうな捨て子って感じでいいわね。

 犬が。猫が。そしてカメが。一緒に捨て子になりました。

 カメが。猫が。そして犬が。もらわれたり、元の飼い主と家へ帰ったりしました。

 絶対あきらめないぞ。すてきな家にもらわれるんだ。

 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥…。


 目の前に、お父さんとお母さん、おさるの弟が立っている。おさるの弟のお姉さんになってくれる子を探してるんだって。

 

あたしは、すてごをやめて、おさるのおねえさんになってあげた。



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いがぐり星人グリたろう

「いがぐり星人グリたろう」 大島 妙子
- あかね書房

ひげの濃い?宇宙人yeah.gif


○おはなし
 10月のある日、夜中に犬のペロがものすごくないた。
 次の日、家族で柿を採っていたら、なんと柿の木に大きないがぐりが。ところが、このいがぐりがどうしても割れない。
 「開けー、くり」ってぼくが言うと、静かにいがが開いて、中には、いがぐりそっくりの宇宙人がいた。
 どうやらこのいがぐり型宇宙船が壊れて柿の木に落ちたらしい。それなら、うちにいればいい。宇宙船は電気屋のおとうさんが直してくれる。ね、グリたろう。
 一緒にご飯を食べて、一緒に寝て。誰とも仲良しグリたろうは、もう家族みたい。

 11月のある日、家族みんなの大好物焼き甘栗を食べようとしたら。突然グリたろうが泣き出した。おとうさんおかあさんを思い出したみたい。
 みんなは大好きな甘栗を食べずに戸棚にしまった。おとうさんは、忘れていた宇宙船の修理に取り掛かった。

 12月。宇宙船がもう少しで直るんだって。
え、そんなのだめじゃん。グリたろうが帰っちゃう。だめだめ。
 ぼくは考えた。宇宙船を隠しちゃおう。
 その時ペロがものすごい声でないた。庭に行ってみると、たくさんのいがぐり宇宙船が下りてきている。中からいがぐり星人が次々現れた。

 手のひらに座るグリたろうはあったかい。

 ずっとこのまま。

 だめだよね。グリたろうのおとうさんおかあさんが待ってるもんね。ぼくは、いっしょうけんめい手を離した。

 バイバイ、いがぐり星人、グリたろう。

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きんいろあらし

「きんいろあらし」 カズコ・G・ストーン 作・絵
- 福音館書店

一面金色にyeah.gif


○おはなし
 大きな柳の木の葉が金色になりました。その柳の木の下には、やなぎむらがありました。
 ばったのトビハネさん、かたつむりのキララさん、くものセカセカさん、ありのパパ、ママ、ぼうやのセッセ家族が、住んでいました。

 旅に出るちょうちょのモナックさんとモナックおくさんとお別れした次の日、赤とんぼのアカネさんが、「きんいろあらしがやって来る」と教えてくれました。
 きんいろあらしに飛ばされないように、
セッセ家族は、地面の下の穴に隠れました。
キララさんは、柳の根っこの間にピッタリ張り付き頭をひっこめました。
トビハネさんは、柳の枝に両手両足でしっかりつかまりました。
セカセカさんは、柳の葉に体を糸で巻きつけました。

 きんいろあらしが来ました。風は渦を巻き、柳の枝はびゅんびゅん揺れました。

 嵐が去ったとき、セカセカさんの姿がありません。アカネさんが蛍池に落ちていることを教えてくれました。池の真ん中でセカセカさんが泣いています。泳げないみんなにはどうすることもできません。
 その時セッセ家族のぼうやが家を見つけてたずねて行きました。家だと思ったのは亀の甲ら。カメキチおじいさんにお願いしてセカセカさんを助けてもらいました。
 次の日。カメキチおじいさんがやなぎむらに遊びに来ました。物知りなおじいさんに冬の話を聞き、みんなで冬支度を始めました。落ち葉で作った家は、あたたかですよ。

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コッコさんのかかし

「コッコさんのかかし」 片山 健
- 福音館書店

物言わずyeah.gif


○おはなし
 コッコさんがお父さんとお兄ちゃんと一緒に作ったかかし。近所の畑のおばさんにあげると喜んでもらえました。
 梅雨も夏も、台風が来ても。かかしはそこに立っていました。畑の野菜を、おかぼ(畑で作るお米)を、鳥から守っていました。時には、道端で、コッコさんたちを見守っていました。
 すっかりとりいれの終わった畑にも、かかしはちゃんと立っていました。


 

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「カメに負けたウサギ」は日本の昔話?

 さて。只今ストーリーテリング講座に通っていて、その講座で最終的に語るお話として、私が選んだのは「カメに負けたウサギ」というお話。
 以前そう書きました。
 で。前回の講座で講師の方に、「このお話が昔話なら、坪田譲二さんの文章が語りにくかったら、その個所を変えてかまいません。」と言っていただきました。私がこのお話を選んだ本。それは、日本の昔話集ですから、この「カメに負けたウサギ」は昔話のはず。はずなんだけど。気になることが一つ。
 「カメとウサギ」はイソップ寓話だよね。で。その続きのお話が日本の昔話って、それっておかしくない?これっていいのかなー。

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むしたちのうんどうかい

「むしたちのうんどうかい」

得田 之久  作
久住 卓也   絵
- 童心社

コミカルな虫たちyeah.gif


○おはなし
  林の中。広場で今日は虫たちの運動会。
 1 入場行進
 2 始まりの園長先生の挨拶

 3 応援合戦
    鳴き声自慢の虫たちが赤組白組に分かれて応援。

さあ、ここから、競争はじまるよ。スタートの合図は、ミイデラゴミムシのおならの音だ。
 4 はしりっこ競争
    飛んだら失格。速かったのはキリギリス。
 5 とびっこ競争
    速いのはギンヤンマ。チョウチョたちはあちらこちらへ、ひらひらひら。
 6 玉入れ
    ダンゴムシの球をかごに入れよう。
   
           ー昼食―
    好きなのなあに?樹液?花の蜜?それとも?カマキリは何食べておなかが膨らんでいるのやら。

 7 踊り
   チョウチョの美しい舞に、カマキリのコミカルダンス。
 8 綱引き
   力自慢のクワガタムシにカブトムシ。勝負勝負。でも、カミキリムシに綱がバチンって切られちゃった。
 9 終わりの園長先生の挨拶

 楽しかった運動会もこれで終わり。蛍の花火が上がったよ。

 

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ぶたのたね

「ぶたのたね」
佐々木 マキ 作・絵
- 絵本館

さあ、わらっちゃおyeah.gif


○おはなし
 ぶたよりも走るのが遅いおおかみ。走るのが遅いから、ぶたを捕まえられない。だから、野菜と木の実しか食べたことがない。
 ぶたを食べてみたい。そんなおおかみが泣いていると、きつね博士が「ぶたのたね」をくれた。これをまけば、ぶたのなる木が育つ。
 ぶたのたねをまき、早く大きくなる薬を毎日あげた。そうしたら、たくさんのぶたが枝からぶら下がった。おおかみは大喜び。
 そこへやってきたのは、マラソン大会中のぞう達。
ドスンドスンドスン。
ぞう達が走るとぶたの木が揺れ、ぶた達はボトンボトンと下に落ちてしまった。
 ぞうを追いかけて走るぶたに、おおかみは追い付けない。残念逃げられた。
 戻ってきたおおかみは、木の根元に気を失ったぶたを1匹見つけた。ヤッタ!これで生まれて初めて、ぶたの丸焼が食べられる。
 喜んで火を起こしていたら、ぶたは目を覚まし暴れた。押さえこもうとするおおかみのしっぽに火がついた。
 飛び上る おおかみ。
 すたこら逃げる ぶた。
 
 「今度こそ」
おおかみは、また、ぶたのたねをうめた。

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ストーリーテリング講座3回目

 講座3回目の今日は、受講生それぞれが選んだお話を紹介、朗読しました。今日の講座の感想は、「おもしろかったーー」。
 
 おもしろいですねー、読んでもらうということは。
 普段経験できないだけに、うれしくなっちゃいました。単純に、楽しんで聞いていました。定番の昔話を選んだ人。自分の小学1年生の時の教科書に載っていたお話を選んだ人。感銘を受けた詩を選んだ人。それぞれが、自分の好きなお話を選んできていました。
 知っているお話。知らないお話。それらを、15人いろんな人が話してくれるんです。楽しいです。これが、一人の人に読んでもらうんだったら、ここまで楽しめなかったと思います。それぞれの人の持ち味。まだ緊張しながらの朗読ですが、そういったものが感じられました。

 さて。私が選んだお話。
 

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ストーリーテリングのために、読んでみた1冊

「たのしいお話 お話を子どもに (たのしいお話)」
松岡 享子
- 日本エディタースクール出版部


「語ることを楽しもう」


 今月より通っているストーリーテリング講座。この講座では、最終的にひとつお話を選び、語ることになっています。さて。どんなお話を選ぶか。あれもこれも・・・と候補に挙がり。でも、覚える必要があるので、候補をしぼり。
 さーて。どうするか・・・。悩んでいた時に出会ったこの本。翻訳家、童話作家としても有名な、松岡享子さんが書かれた本です。以前のストーリーテリング講座の記事でも書きましたが、松岡享子さんは、日本においてストーリーテリングを広めた方です。で。この本。講師の方に勧められたのですが、とにかく、わかりやすい。今、私が悩んでいること、疑問に思っていることにドンピシャな本でした。
 そして。こうして、絵本や児童書を紹介するブログを書く上で、もっと「言葉」を大切に書かないとなーって考えさせられた1冊でした。

 内容は、語る「お話」について。そして、お話を「選ぶ」ことについて。講師の方が「昔話が語るに最適。」とおっしゃる意味が、丁寧に説明されていました。おもしろいと思ったのが、 

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ライギョのきゅうしょく

「ライギョのきゅうしょく」

阿部 夏丸 作
村上 康成 絵
- 講談社

それが自然の摂理yeah.gif


○おはなし
 ドーナツ池で暮らす、幼稚園からの仲良しのライギョとタナゴは、今日からそろって小学1年生。これまでと違って、教室は別々。「ライギョ学級」と「タナゴ学級」に分かれてお勉強をします。
 「ライギョ学級」の時間割は、水曜日の「卵の産み方育て方」以外の月火木金すべて「給食の食べ方」。
 「タナゴ学級」の時間割は、水曜日の「卵の産み方育て方」以外の月火木金すべて「かくれんぼのやり方」。
なんだかうれしい授業ばかりに思えます。

 でも、授業を受けた二人は、戸惑います。
「給食の食べ方」の授業=フナやタナゴなど、生きた魚をとって食べることの勉強。
「かくれんぼのやり方」の授業=ライギョたち大きな魚に食べられないため、身の隠し方の勉強。

 食べる、食べられる存在と、友達。

 二人の目の前で、
ニジマスが小さなワカサギを追いかけて食べています。
大きなナマズが、ザリガニを追いかけて食べています。

 ライギョの胸も、タナゴの胸もドキドキ、ドキドキ。

 気分を変えて、湧き水の谷の冷たい水にあたった二人。
そこにはハリヨの家があり、中には150個の卵がありました。
 「150個の卵。この中で、大人になれるのは、2匹か3匹。」

 ハリヨの話を聞いて、ライギョとタナゴは考えました。

 生まれた卵が全部大人になったら、ドーナツ池は満杯。
 大きな魚が、池の魚全部食べたら、おなかぺこぺこで生きてられない。

 ライギョがいないと困る。タナゴがいないと困る。

 タナゴは決めました。かくれんぼのチャンピオンになることを。
 ライギョは決めました。食いしん坊のチャンピオンになることを。

 明日も二人は学校で、給食とかくれんぼの勉強をします。



  

 

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まめうし あいうえお

「まめうし あいうえお」

あきやま ただし 作・絵 - PHP研究所

さあ、声を出そうyeah.gif


○おはなし
 まめうしくんと一緒に声を出そう。
 「あ・い・う・い・お」

 あっ と驚いて。
 い~ として。
 うっ と泣いて。
 え? と質問。
 おお と感動。

さあ。今度は、楽しそうに。
   今度はゆっくりと。

 大きな声で。「あ・い・う・え・お」
 もっと大きく。「あ・い・う・え・お」
 小さな声で。「あ・い・う・え・お」
 もっと小さく。「あ・い・う・え・お」  

「あいうえお」
声に出してみよう。

 

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「秋」
五味太郎 作・絵
-絵本館

とーまったyeah.gif


○おはなし
 白い棒の先に、夏の名残りの麦わら帽子がひっかかっている。
 白い棒の先に、白い小鳥が止まる。小鳥が飛び立つと、そこへ。

 とんぼ、ヘリコプター、運動会、バス、おにぎり、お祭り、音楽、菊の花。大きな月、とまった。

 秋の空気、とまった。
 そして。雪の結晶が、白い棒へふり落ちる。

 今度は雪だるまが、とまった。


 

 

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14ひきのあきまつり

「14ひきのあきまつり」
いわむら かずお 作・絵
- 童心社

き、き、きのこyeah.gif


○おはなし
 

おとうさん おかあさん
 おじいさん おばあさん
そして きょうだい10ぴき。
   ぼくらは みんなで
      14ひきかぞく。


 秋の森で、かくれんぼ。さっちゃんが鬼。
くんちゃん。おばあちゃんととっくん。ごうくん、なっちゃん、見ーつけた。よっちゃん、いっくん。にっくん、はっくん。あれ、ろっくんが見つからない。
 みんなで、ろっくん探してみる。変だぞ、ろっくん見つからない。見つかったのは、くりたけ兄弟。くりたけ兄弟駆け出して。
 せいや せいや。きのこのみこし。
 わっしょい わっしょい。かえるにどんぐり、みこしを担ぎ。
秋の祭りはきのこの祭り。
 ドットト ドットト。突然の山風で、風と一緒に秋祭りが飛んでったら、ろっくんが見つかった。
 
 ろっくん、見つかってよかったね。不思議の秋の森は、実りの森、恵みの森。


 

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なまえをみてちょうだい

「なまえをみてちょうだい」
あまん きみこ作
西巻 茅子絵
- フレーベル館

名前が持ち主を教えてくれるyeah.gif


○おはなし
 えっちゃんが、お母さんからもらった赤い帽子。裏には、青い糸で「うめだえつこ」と書いてあります。
 えっちゃんが帽子をかぶって出かけようと門を出ると、強い風が帽子をさらって行きました。
 帽子は野原まで飛んで行きました。えっちゃんが野原へ行くと、赤い帽子をかぶったきつねが1匹。「あたしの帽子よ」。えっちゃんは「なまえをみてちょうだい」と言いましたが、その帽子には「のはらこんきち」。きつねの名前が書いてあります。
 するとまた、強い風が吹き、帽子は畑まで飛んで行きました。えっちゃんときつねが畑へ行くと、赤い帽子をかぶった牛が1匹。そして帽子には「はたなかもうこ」。牛の名前が書いてあります。
 そこへまた強い風が吹き、帽子は七色の林まで飛んで行きました。えっちゃんときつねと牛が林へ行くと、赤い帽子を持った大男がいました。えっちゃんが「なまえをみてちょうだい」と言ったのに、大男は帽子を食べてしまいました。
 まだまだ食べ足りない大男。牛ときつねは風のように、走って行ってしまいました。けれどもえっちゃんは帰りません。
 怒ったえっちゃんの体からは湯気がで、体は大男ぐらいに大きくなりました。
かえしなさい
大男はブルブルしぼんで見えなくなり赤い帽子が残りました。帽子の裏にはえっちゃんの名前があります。帽子を頭にのせると、えっちゃんは元の大きさになりました。
 それから、えっちゃんは友達のうちに遊びに行きました。

(他、「ひなまつり」「わたしもいれて」「みんなおいで」)

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ストーリーテリング講座2回目

 2回目の今日は「お話を選ぶこと、覚えること、話すこと」。実際に自分が語るために必要なこと。それを順序立ててお話ししてくださいました。
 「選ぶこと」。覚えて語るまでに費やすエネルギーを思えば、まず自分が語りたいお話を選ぶことがベター。そして。「聞き手」を意識して選ぶことがベスト。
 「覚えること」。丸暗記ではなく、食べるように読む。自分の中でこなれるまで覚えるってことかしら。
 「話すこと」。お話の「雰囲気」を大切にして。そして、語ることを楽しみましょう。

 こういった今日のお話の中で。印象に残ったお話があります。

 よく読書を薦める人の「本を読む子は道を外さない。まっすぐ育つ、賢くなる。」なーんてお話聞くんです。その時。私は話半分、いや、耳をふさいでいます。おいおい。これだけやれば大丈夫って、なんだか高い学習教材売りに来たセールスマンみたいだよー。っていやーな気持ちになるんです。
 私は。好きだから絵本を読み聞かせしてるの。子供と読んでいるの。何かのためにしているわけじゃないの。
 「子どもにいいから読みなさい」。こーんなお勧め文句の本を読みたいんじゃなくって、お話や絵自体の魅力を薦められて、そこから選びたいの。
 読書を薦める運動なんかができたりして、そういった運動の中の言葉が引っ掛かっていたんですが。


 「子どもに必要なのは実体験です。さまざまな実体験を通して、子どもは五感を働かせます。この経験があるからこそ、子どもは、いろいろなお話の主人公となり得るのです。実体験をもとに空想の世界を体験します。想像の体験が広がっていきます。」
 こういった内容のお話が、今日ありました。
 そっか。そうだよー。私が気になっていたのは、これだ。本読んでりゃいいんじゃないのよ。実体験。これがなきゃあ。
 実体験。これをもとに、空想の世界は広がっていきます。ある時は、鬼を退治に出かけ、またある時は友達と大きなパンケーキ作り。小さな虫になったり、ねこになったり。ときにはお化けになったり。実際に経験できないことも、お話の世界で経験します。
 このお話を聞いて。今まで、読書を薦める講演なんかで引っ掛かっていた私のもやもやした気持ちが落ち着きました。
 
 現実の世界と空想の世界を行ったり来たりできる子どもたち。そんな子供たちと、今日もお話、楽しもうっと。

うごいちゃだめ!

「うごいちゃだめ!」
エリカ・シルヴァマン 作
S.D.シンドラー 絵
せな あいこ 訳
- アスラン書店

ジーッと、ジーッと。yeah.gif


○おはなし
 泳ぎに自信のあるあひるが、がちょうに言った。
「あたしの泳ぎを見てちょうだい。」泳ぎは、あひるがチャンピオン。
 がちょうが言った。
「飛ぶのは、ぼくがチャンピオン。」
 繰り返し競争をして、チャンピオンを争う二人。

 そんな二人が始めた「動いたら負け」競争。
 茂みから1匹のはちがやってきた。ぶんぶんぶん。それでも二人は動かない。
 うさぎの群れがやってきた。飛び乗り、遊ぶうさぎ達。それでも二人は、動かない。
 からすの群れが舞い降りた。かあ、かあ、かあ。
 
 あひるはがちょうが動くと、いつも考える。けれど、がちょうは動かない。あひるも、ぴくりとうごかない。

ひとこえも くわっとないたりしなかった。はねいっぽん もぞもぞさせなかった。


 突然吹いた風にあおられ、吹き飛ばされる二人。でも動いたりしない。そこへやって来た、きつね。晩飯を見つけたと大喜びで、がちょうとあひるを袋に入れて持って帰った。

 あひるはがちょうがもう動くのではないかと、考える。でもがちょうは動かない。
 きつねは、大鍋に水と野菜を入れて味付けをして、と晩飯作りを始めた。さあ、お次に鍋に入れるのは、あひるかがちょうか。
 きつねは、がちょうを鍋へと運んだ。けれど、がちょうは動かない。あひるは、がちょうに動いてほしいと願った。けれど、がちょうは動かない。
 怖くて動けないの?あひるは思った。思ったあひるは、きつねのしっぽをむしり鼻にかみついた。

「あたしのともだちを りょうりしちゃだめ!」


 きつねはびっくり、森の奥へ逃げて行った。

 「動いたら負け」競争。動かなかったのは、がちょう。
でも、がちょうは、本当のチャンピオンはあひるだと言った。

 きつねの作った野菜のシチュー。二人で美味しくいただいた。

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あと10ぷんでねるじかん

「あと10ぷんでねるじかん」
ペギー・ラスマン 作・絵
ひがし はるみ 訳
- 徳間書店

時の速さは、だれにでも平等yeah.gif


○おはなし
 

あと10ぷんでねるじかーん

パパが新聞片手に、男の子の寝る時間を、カウントダウンし始めています。
 「あと9ふんでねるじかーん」
 「あと8ぷんでねるじかーん」
どんどん迫る寝る時間。でも、男の子は、拡声器を持ったハムスターと何やら始めています。窓の外を眺めています。
 そこへやってきたのは、ハムスター一家。10人の子供とパパ、ママ。
寝るまでの10分旅行にやってきたんです。

 おやつを食べて、はみがきをして、お着替えしたら、絵本タイム。
 「あと5ふんでねるじかーん」
男の子と、ハムスター一家とのひとときに、遅れてやってきたハムスターたち。どんどんやってくる。
 さあ、みんなで男の子の絵本の読み聞かせを楽しんだら。
帰り支度を始めたハムスターたち。

 まってまって。
お次は、お風呂タイム。トイレタイム。
 「あと2ふんでねるじかーん」
 「あと1ぷんでねるじかーん」
みんなでくつろぎお風呂タイムに、
 「ねるじかんだよー」

 急げや急げ。体をふいて、おしっこをすませて。着替えをして。水分補給して。急げー。

 やっとベットにもぐりこんだ男の子だけど、ハムスターのみんなはご機嫌にぎやか。
 

「ねるじかんだってば!」



 これでおしまい、寝る時間までの10分旅行。ハムスターたちも家路へついた。
 パパからはおやすみのキッス。

みんなみーんな、おやすみ


 

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ロボットのくにSOS

「ロボットのくにSOS 」
たむら しげる 作・絵
- 福音館書店

ロボットも感情があるyeah.gif


○おはなし
 ルネくんの壊れたロボットは、お父さんが修理すると、さらに壊れてしまいました。
 ルネくんが壊れたロボットのおもちゃを、フープ博士のところで直してもらっていると、お客さんが来ました。
 お客さんは、ぜんまい仕掛けのロボット。ドアのところで倒れてしまいました。フープ博士が緩んだぜんまいを巻いてやると、ロボットは、フープ博士にこんなお願いを始めました。
 地下600メートルにあるロボットの国の発電機が、大地震によって壊れてしまい、他のロボットたちが動けなくなったので、直してほしい。

 ロボットくんとフープ博士、そして、ロボットの国に興味があるルネくんと猫のネプチューンは、飛行機に乗り込み、ロボットの国のある日時計岩へと出発しました。
 ぜんまい仕掛けのロボットくんは、ぜんまいが緩むと歩みが遅くなり、多く巻かれると速くなります。何度もフープ博士に巻いてもらいながら、時計岩の中へと進んで行きました。

 時計岩の中は、不思議がいっぱい。地底の湖には、びっくりすると空を飛ぶデンキヒトデ、火を吹くと恐れられているけれど、実は、きのこが大好きな900歳のブロントサウルスがいました。

 ブロントサウルスに案内されて、ロボットの町までやってきたルネくんたち。そこは、水晶でできたきれいな町でした。
 フープ博士は発電機を直し始めましたが、どうしても直らない壊れた部品がありました。代わりの部品は、今では一つしかありません。ぜんまい仕掛けのロボットの体の部品、それだけです。
 ロボットくんは言いました。
 ロボットの国で一番古いロボットくんは、ほかのロボットのスピードについていけず、おんぼろロボットと言われています。大好きなこの国を生き返らせたい。発電機として、生きていきたい。

 フープ博士は、ロボットくんの部品を使って発電機を直し、残りの部品を持って帰ることにしました。
 
 ロボットの国は生き返りました。ゼンマイロボットくんが、この国のみんなを動かしているんです。

 家に帰ったルネくんは、博士に直してもらったおもちゃのロボットをお父さんに見せました。それを見たお父さんはびっくり。ロボットの背中には、今までなかったぜんまいが付いています。
 ルネくんは、本物のロボットの部品で、修理してもらったんです。


 

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かぼちゃスープ

「かぼちゃスープ」
ヘレン・クーパー 作・絵
せな あいこ 訳
- アスラン書店

心も体もあったまろyeah.gif


○おはなし
 森の中の、古ぼけた白い家には、ねことりす、あひるの3人が住んでいる。3人は、かぼちゃスープを作るのが上手。
 ねこが、切り分け
 りすが、かき混ぜ
 あひるが、塩で味付ける。 これで世界一おいしいかぼちゃスープが出来上がる。

スープを飲んだら演奏会。
 バグパイプを吹く、ねこ
 バンジョーを弾く、りす
 歌をうたう、あひる

夜は、みんなで作った布団で一緒に寝る。
 ねこが、縫いあげ
 りすが、もようをつけ
 あひるが、羽を詰めた、布団で。

 役目が決まっている3人には、けんかは起こらない。いつも仲良し。

 ところがある朝、あひるが言った。
「今日は、ぼくがコック長」
りすのスプーンを握りしめたあひるに、りすもねこも大反対。あひるはぷつんと切れて、出て行ってしまった。

 すぐに帰ってくると思っていた、ねことりす。でもあひるは、スープの時間になっても帰ってこなかった。2人で作ったスープの味は、涙と同じしょっぱいスープ。
 反対なんてしなきゃよかった。

 森へ探しに出かけたねことりす。あひるは、こんな怖い森の中でどうしてるんだろう。崖から落ちたのかも。もっと、気の合う仲間が見つかったのかも。
 心配で心配で、散々探し疲れた2人。
 2人が家に戻ると、家の中には、あひるの姿が。やっと会えた3人。抱き合って大喜び。
 ほっとしたらば、おなかがすいた。さあ、かぼちゃスープを作ろうよ。あひるにコック長を任せてね。
 どんなにスープが、こぼれ散っても。
 火事になっちゃいそうでも。
ねこもりすも、文句は言わない。
 ごきげんあひるが、塩で味付け。
 
 世界一おいしいかぼちゃスープと楽しい時間が戻ってきた。

「きょうは バグパイプをふきたいよ」


あひるがこんなこと言いだすまではね。


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まいごのどんぐり

「まいごのどんぐり」
松成 真理子 作・絵
- 童心社

いつも見てるからyeah.gif


○おはなし
 ぼくは、おしりに「ケーキ」て書いてあるどんぐり。
コウくんがつけてくれた、ぼくの名前。
コウくんのカバンの中は、どんぐりがいっぱい。
 ぼくたちどんぐりは、ころころ転がって、コウくんとかけっこしたり、金魚鉢目指してポーンと飛ばされたりして、遊びます。
 どこへ行っても、コウくんはぼくを見つけてくれます。おしりの「ケーキ」が目印。
 
 雨の日も一緒にお散歩。夏は一緒にプール遊び。

 秋。
 コウくんはドングリ拾いに夢中。うっかりカバンから落ちたぼくになかなか気がつかない。やっと探し始めたコウくんは、落ち葉に隠れてしまったぼくを見つけられません。
 夕日が沈んでも探し続けたけれど、ぼくは見つからない。コウくんは泣いて、泣いて、泣いて泣きながら家に帰りました。
 次の日も次の日も、ぼくを探すコウくん。
枯葉を払いのけおしりを上に出すぼく。
 でも、見つかりません。

 

さくさくさくさく


何日か過ぎて、たくさんの足音と一緒にコウくんの足音がしましたが、コウくんは通り過ぎてしまいました。

 雪が降ります。落ち葉の蒲団は暖かく。ぼくは、ずーっと長い眠りにつきました。

 目を覚ました(芽を出した)ぼくは、コウくんの家を見つけました。ランドセルを背負い、道を歩くコウくんを見つけました。
 成長していく、コウくん。自転車で通学する学生です。
 生長していく、ぼく。どんぐりの若木です。
ぼくは、コウくんがこの道を通るのを楽しみにしています。

 時は過ぎ、ぼくのまわりの景色は変わりました。たくさんの家が建ち、車の音は、コウくんの足音を消し去ります。ぼくの真上の空だけが、コウくんまで続いているようです。

 

さくさくさくさく


コウくんの足音が近づいてきました。
ぼくは、驚きました。
コウくんは、どんぐりを拾い、おしりをじっと見ています。
 「ケーキ?」
コウくんが言いました。

 ぼくは、枝や葉っぱをざわざわ、ゆすりました。

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しょうぼうしゃのダッシュくん

「しょうぼうしゃのダッシュくん」
ディビット・ワトビッツ 作・絵
ひがし かずこ 訳
- PHP研究所

ウーウーウー、サイレンが鳴りますyeah.gif


○おはなし
 元気な消防車、ダッシュ。
速く走ることが大好き。
水をかけるのが大好き。
長いはしごもお気に入り。

 でも、ダッシュは、恥ずかしがり屋。サイレンやライトで目立ちたくありません。おかげで現場に着くのは、いつも一番最後。

 ある日。電車がトンネルの中で止まってしまいました。ダッシュの出動です。
 トンネルの中では、貨物列車のチャフが動かなくなっています。ダッシュ一人では動かせそうにありません。
 そこへなんと、チャフの後ろから、お客を乗せた汽車のシュッポがやってきたではありませんか。チャフに気付かないシュッポ。このままではぶつかってしまいます。「とまれ!」ダッシュは叫びましたが、シュッポには聞こえません。
 どうしよう。その時、ダッシュは
ウーウー!ウーウー!ピカッピカッ!ウーウー!ウーウー!
勇気を出して、サイレンを鳴らしたのです。
 その音に気付いたシュッポは、急いでブレーキをかけました。それでも止まらないシュッポ。もっと強くブレーキをかけます。
キッキーッ!
ようやく止まることができました。

 ダッシュのおかげで、衝突事故はまぬがれました。ダッシュは、シュッポにお礼の言葉をもらいました。

 ダッシュは、もう恥ずかしがり屋ではありません。出動するときは、いつだって、大きなサイレンの音を鳴らすのでした。

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みにくいシュレック

「みにくいシュレック」
ウィリアム・スタイグ 作・絵
おがわ えつこ 訳
- セーラー出版

姫と結婚してハッピーエンド。
よくあるストーリー?yeah.gif


○おはなし
 みにくい両親から生まれたシュレックは、かみついたヘビがひきつけを起こすほどみにくい子でした。
 ある日旅に出たシュレックが歩いていると、魔女に出会いました。魔女はシュレックを占い、
「ロバの案内で騎士と戦い、みにくい王女をめとるだろう、呪文は『アップルシュトレーデル』」と言いました。
 喜び、先を行くシュレックの行く先々で、人もけものも、稲妻や雷さえも、気絶したり逃げまどいました。シュレックはいい気持ちで元気いっぱい歩いて行きました。
 森の入り口には入ると、危険の注意書きがありましたが、構わず入っていくとドラゴンがいました。しかし、シュレックの腐った青い炎を吐きかけると、ドラゴンは倒れてしまいました。
 眠くなり、一休みをしていたシュレックは、花咲く野原で、子供たちに囲まれキスをされる、なんとも悪い夢を見ました。
 
 歩き続けると、ロバに会いました。魔女に聞いた呪文を唱えても、訳のわからないことを言うロバです。もう一度質問すると、王女の居場所を言い、案内を始めました。
 お城に着くと、よろいの騎士が立っていました。シュレックは、勢いよく炎を吐きだし、よろいの騎士を倒しました。
 城に入ったシュレックは、周りに、見るも恐ろしい生き物がうようよいて、生まれて初めての恐怖を感じました。それは、たくさんの鏡に映ったシュレックの姿でした。それに気づいたシュレックは、うれしくてぼーっとしました。
 どんどん奥へと行くと、この世で一番みにくい姫が座っていました。二人はしっかりと抱き合い、もう、離れられません。結婚式を挙げました。

それから、まわりじゅうの生きものをおどかしながら、なかよく暮したということです。


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アンパンマン

「アンパンマン」
やなせ たかし 作・絵
- フレーベル館



 我が家には、いろんなキャラものが存在します。ヒーローものからそれに伴う怪獣たち。ミッフィー、ミッキー。その他アニメキャラ。いろんなキャラが散乱しています。しかしながら、1歳の三男クンが見つけると興奮して指さすのは「アンパンマン」だけです。
 上の息子クンたちも揃って、アンパンマンに、はまった時代があります。親として、特別薦めたわけではないのに、なぜだか、好きなんですよね。

 これって。結構????不思議だったりします。だって。そうでしょう。アンパンマン。子供たちの知っているアンパンマンは、優等生の優しいキャラなのは不動のものですが、決して強くない。顔が濡れたり、欠けていたら力は出ない。バイキンマン一人に3人がかりでパンチしちゃう。
 

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ストーリーテリング講座に参加します。

 「ストーリーテリング」て聞いたことがありますか?英語にすると「STORY TELLENG」。見事な日本語英語。カタカナになっていて、こう説明を受けた時、笑っちゃいました。 
 「お話を語る」。「読み聞かせ」のように絵本や本を見ずに、お話を覚えて語る「語り聞かせ」ことです。「お話し会」なんかでは、よく目に(耳に)しますよね。
 去年、地元の図書館でこの講座を見つけて、迷わず参加を決めたんですが。迷うべきでした。当時、三男クンは生後6か月。託児があったんですが、1歳6カ月からでした。無理でしょう。でも行きたい…。何とか預かってもらったりして行けたのは、5回の講座中2回。アーア。
 そして、今年、1年越しの願いがかなって。三男クンも託児OKの1歳6カ月にギリギリ達し、今日から1カ月、計5回の講座に行くことになりました。

 「ストーリーテリング」は、もともとアメリカで図書館学を学んだ人たちによって、始められたものだそうです。ここで気になったのが、アメリカで図書館学を学んだと聞いたことのある松岡享子さん(このブログでは、「なぞなぞの好きな女の子」を紹介しています。)。調べてみたら、ドンピシャ。今から40年ほど前に、松岡さんらによって、広められたそうです。そういえば、「おはなしのろうそく」は、松岡さんと石井桃子さんらによって1974年、設立された財団法人東京子ども図書館から出版されたものですよね。いろんな方面で、児童文学を広めてこられたことがわかります。

 KABAは、保育の仕事で「素話」の経験があります。最初、「素話」と「ストーリーテリング」は同じものかと思いましたが、多少、違いました。ストーリーテリングは、素話より、きちんと覚えて語るという要素が強いです。昔話、口承文学は、こうじゃなきゃダメ、といったものがありませんが、創作童話なんかは、一語一句精魂こめて書かれているわけですから、それを忠実に守って語ることが基本だそうです。
 それに比べて素話は、即興で語るもOKですから。

 
 この講座では、講師の方が、ミニお話し会を開いてくれました。KABAはこの講師の語りを聞くのが好きなので、それだけで得した気分です。
 おはなしは、3つ。
 石井桃子さんの「いぬとにわとり」(こどものとも年少版)
        「ふしぎなたいこ―にほんむかしばなし (岩波の子どもの本」(岩波書店)

この2作を選ばれたのは、今年100歳になられる石井桃子さんのお祝に、東京で石井作品のストーリーテリングの会が開かれているそうで、それに準じて、選ばれたそうです。

 「月と六ペンス (岩波文庫)」で有名なサマセット・モームの唯一の童話「九月姫とウグイス」(岩波書店)
 実はこのお話を聞くのは2回目でした。そしてこのお話は、挿絵が武井武雄さんなんです。お話を聞いて膨らんだ想像を裏切らない、凝りに凝った美しい挿絵なんです。じっくり眺めたい、昔の童画のような挿絵です。

 「淡々と語りましょ」
講師の方は、最後にそうおっしゃっていました。
5回の講座の中で、最終、一つの作品を決めて、実際に語ることになっています。
 経験のある「素話」は、対象が3歳児から5歳児だったので、この「淡々と」が、なかったんですよねー。子供たちがどれだけ興味を持っているか、その反応に合わせて抑揚つけたり、ジェスチャーをつけたりしていました。
 「エンターテーメントになるのではなく、お話を前に出すんです。」そうもおっしゃっていました。絵本のように、視覚に訴えるものがない分、余計なものは、一切いらない、耳から入り、想像をふくらませて聞く。さて。それに耐えうる語りができるのか。
 怖さ反面、ワクワクしています。

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