1と7
| 「1と7」 | 作 二宮 由紀子 ・絵 高畠 純 − ひかりのくに |
自分を好きになろう

○おはなし
「1」と「7」がけんか。
「いち」と「しち」。似ているからまねしんぼ。
「すくない」「おおい」。どちらがえらいの?
「スマート」「頭でっかち」。かっこいいのはどっち?
どちらも負けじと言い合いますが、お互い泣き出しました。他の数字たちがやってきて、2人の言い合いを不思議に思います。
みんな スタイルは ちがうのに
まわりの数字たちをみて「1」と「7」は気がつきました。誰も威張っていない。みんな仲良しだってことに。
仲直り仲直り。
○KABA
数の概念は、年齢の数だけ育つ。と言うのは、まだ学生だった頃の知識です。何個あるのか?ってことを理解することと、1から10まで数えられるのとは、別だと言うことです。
次男クンはつい最近まで、「1、2、3、たくさん」の世界にいました。例えば、「クッキーをたくさん焼いたよ」ってKABAが言うと、手で4を作り「こんなにあるの?」って言っていました。
誕生日がきて4歳になった次男クン。「4=たくさん」から脱皮すると、他の数も気になりだしたよう。数に興味を持ち出したきっかけが、すごろくと、トランプ。さいころの目を読んだり、同じカードを合わせたりする作業は、数と切り離せないですから。
この絵本。ちょうど今朝、NHKテレビ絵本で流れていましたね。数に興味を持ち始めている次男クンにはタイムリーでした。
「似たもの同士」。それは無視しようにも無視できない、なぜかいつも視界に入ってくる存在なのでしょう。自分の方が上だって事をお互いが主張してやまない。
これって結局、自分の自信のなさの現われではないでしょうか?他人がどんな格好だって気にしない、自分は自分。自分のあるがままを自分自身が受け入れる。それが出来ずに、周りが気になってしょうがない「1」と「7」。
「わかんないわね。だって みんなスタイルは ちがうのに。」
「8」が言ったこの言葉。
みんな違っていて それがいい。
私はステキ。彼も素敵。あの子もステキ。みんないい。
現実の世界でも、こういったことってありますよね。個性を認め合う。その前に、自分を、個性も含めて丸ごと好きにならなくっちゃね。自分を認めることこそが、他人を認めることにつながるんですもんね。その為に必要なのは、愛する人に、認められることだそうです。まずは親に。そのままの自分を、丸ごと受け止めて認めてもらうことが一番だそうです。
夏休み。一緒にいる時間が多い分、ケンカの絶えない長男クンと次男クン。ケンカが始まると、KABAは見えないフリ、聴こえないフリをできる限り通しています。どちらにもそれなりの言い分がある、些細なことがきっかけで始まるケンカ。仲裁することで、力の勝る長男クンを叱ることになるのも、力の加減が出来ない次男クンを叱ることになるのも、両成敗とすることも、最善の策とは思えません。姉弟ゲンカで、年上だからという理由で、いつも叱られた過去があるKABA(最近弟にこれを言うと、逆に自分は男だからという理由で、いつも叱られていたと言っていました)。子供が納得できるように、叱りたい。それも一つの、子供を丸ごと認めることにつながるように思っています。とは言うものの。毎日のことで・・・。トホホ・・・と思うような叱り方をしてしまうこともあるのですが。
似たもの同士。認め合えれば、最高の友達。「6」と「9」がずっと引っ付いているほど仲良しなみたいに、「1」と「7」は、最高の友達になったんでしょうね。
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