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ビロードのうさぎ

「ビロードのうさぎ」
マージェリィ・W.ビアンコ 原作
酒井 駒子 絵・抄訳
― ブロンズ新社

読んであげるなら:小学生から

うさぎ と満月。切っても切れない関係さ。yeah.gif


○おはなし
 ビロードでできたおもちゃの うさぎは、子供部屋の隅っこで暮らしていました。そこで、古いが賢そうな眼の うまのおもちゃにこんな子ども部屋のまほうの話を聞きました。

 子供に、心から大切に思われたおもちゃは、ほんとうのものになる。

 ある日を境に、おもちゃのうさぎは、いつも坊やと一緒にいるようになりました。夜、寝る時も、森で遊ぶ時も。うさぎがいないと、寝ることの出来ない坊やは、言いました。
 

「この子は、おもちゃじゃないの、ほんとうの うさぎなの」


うさぎはうれしくて、その夜眠れませんでした。

 しかし、ある日、坊やが病気になり、静養の為に出かけることになりました。子ども部屋は消毒され、本やおもちゃは焼かれる事になったのです。

 

こんなふうに おわりがくるなんて・・・・・・。


おもちゃのうさぎから、本当の涙が流れ落ちたその時、子ども部屋の妖精が現れました。
 そして、妖精は、おもちゃのうさぎを、ほんとうのものにしてくれました。

 ほんものの うさぎとなった、おもちゃのうさぎ。
ある時坊やは、昔なくしたおもちゃの うさぎにそっくりなうさぎを、森で見かけました。

○KABA
 人形や、おもちゃが動き出す。そんなお話は数多くあります。
 誰でも知っている歌「おもちゃのチャチャチャ」は、夜、おもちゃ箱から飛び出したおもちゃが楽しく歌い踊るストーリーの歌ですね。
 ディズニーでもおなじみの「クマのプーさん」は、作者ミルンが息子クリストファ・ロビンとティディベアをモデルとして描いたお話。はちみつ好きののんびりとしたプーさんが、KABAは大好き。このお話がきっかけで、くまキャラ収集をしていたことがあります。ロビンのように、いろんなお話が広がっていきそうで。
 息子クン達が好きなのは、「トイ・ストーリー」。特に「トイ・ストーリー2」 が好きなようです。このお話、1も通して、いつかは「捨てられる」「忘れ去られる」ことが、テーマとしてありますよね。男の子アンディのハートをつかんでいるウッディだけど、その心配は、いつもある。2では、実際、捨てられた過去を持つジェシーが、でてきています。ジェシーの話を聞いたウッディ、いつかは捨てられるおもちゃとして生きるのか、博物館で永遠に生きるのか、その選択を迫られました。そして、「飾られる」おもちゃではなく、「一緒に遊ぶ」おもちゃの道を選んだんですよね。
 
 そして、この絵本。
 「子どもに、心から大切にされたおもちゃは、本当のものになる。」この魔法。心から・・・てところが、みそですよねー。KABA家では、おもちゃって、増える一方なんです。おまけでもらったものなんて合わせると、もう飽和状態。ナナじゃないけど、「おかたづけ」も時には必要。でも、心の端がチクッて痛む行為です。
 心から・・・。じゃあ、その、心から大切にされていないおもちゃって、どうなるんだろう・・・。気になる気になるキニナルキニナル。
 

この絵本。手にとった理由は、酒井駒子さんのうさぎに惹かれて。「ぼくおかあさんのこと・・・」 「ゆきがやんだら」も大好きです。「ぼくおかあさんのこと・・・」は、母親心をつかまれてしまいまして。「ゆきがやんだら」は、キンとした冬の寒さを感じる、その情景描写がお気に入りです。
 バックに黒を塗ってから、描く手法を使っている酒井さんの絵は、全体の印象が、暗いことは、否めませんが、その黒は、闇ではなく、色の深みに感じます。
 この絵本のうさぎは、他の2冊と眼が、確実に違いますね。グリーンがかったビー玉のような眼。この眼は、「本当のもの」となってからも同じです。擬人化されていないお話ゆえに、本来のうさぎの眼に近いのでしょうか。

 「本当のもの」となって、うさぎの群れへ、駆け寄る場面。満月は、酒井さんの絵本のよく出てくるクリームイエロー。後ろ足を使って大きく跳ねている「本当のもの」となったうさぎ。満月がよく似合ってますよねー。

 抄訳とは、「原文のところどころを抜き出して翻訳すること。」だそうです。忠実な訳ではないということは、酒井さん自身が、こだわって描きたい場面があったのでしょうか?その辺が気になります。まだ、手にとっていませんが、石井桃子さんの訳本で、是非ストーリーを楽しみたいと思っています。

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*リンクな絵本やグッズたち*
この絵本に関連するものや、タイトルをキーワードに他の絵本を紹介します。



*「ビロードのうさぎ」の絵本たち*
「スザンナのお人形・ビロードうさぎ」
マージェリイ・ビアンコ ・文   石井 桃子・訳   高野 三三男・絵

ー岩波の子どもの本 1974年3月発行



「ビロードうさぎ」
マージェリィ・ウィリアムズ ・文   いしい ももこ・訳   ウィリアム・ニコルソン・絵

ー1953年初版岩波書店刊「スザンナのお人形・ビロードうさぎ」の中の「ビロードうさぎ」を新しく翻訳し直したもの


「ベルベットうさぎのなみだ」
マージェリィ・ウィリアムズ ・原作   ルー・ファンチャー ・文
スティーブ・ジョンソン   ルー・ファンチャー ・絵
成沢 栄里子 ・訳

ーマージェリィ・ウィリアムズの名作「ベルベッティーンラビット」を小さい子ども向けに絵本化




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