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みにくいシュレック

「みにくいシュレック」
ウィリアム・スタイグ 作・絵
おがわ えつこ 訳
- セーラー出版

姫と結婚してハッピーエンド。
よくあるストーリー?yeah.gif


○おはなし
 みにくい両親から生まれたシュレックは、かみついたヘビがひきつけを起こすほどみにくい子でした。
 ある日旅に出たシュレックが歩いていると、魔女に出会いました。魔女はシュレックを占い、
「ロバの案内で騎士と戦い、みにくい王女をめとるだろう、呪文は『アップルシュトレーデル』」と言いました。
 喜び、先を行くシュレックの行く先々で、人もけものも、稲妻や雷さえも、気絶したり逃げまどいました。シュレックはいい気持ちで元気いっぱい歩いて行きました。
 森の入り口には入ると、危険の注意書きがありましたが、構わず入っていくとドラゴンがいました。しかし、シュレックの腐った青い炎を吐きかけると、ドラゴンは倒れてしまいました。
 眠くなり、一休みをしていたシュレックは、花咲く野原で、子供たちに囲まれキスをされる、なんとも悪い夢を見ました。
 
 歩き続けると、ロバに会いました。魔女に聞いた呪文を唱えても、訳のわからないことを言うロバです。もう一度質問すると、王女の居場所を言い、案内を始めました。
 お城に着くと、よろいの騎士が立っていました。シュレックは、勢いよく炎を吐きだし、よろいの騎士を倒しました。
 城に入ったシュレックは、周りに、見るも恐ろしい生き物がうようよいて、生まれて初めての恐怖を感じました。それは、たくさんの鏡に映ったシュレックの姿でした。それに気づいたシュレックは、うれしくてぼーっとしました。
 どんどん奥へと行くと、この世で一番みにくい姫が座っていました。二人はしっかりと抱き合い、もう、離れられません。結婚式を挙げました。

それから、まわりじゅうの生きものをおどかしながら、なかよく暮したということです。


○KABA
 以前このブログで紹介した、「ロバのシルベスターとまほうのこいし」のウィリアム・スタイグの作品です。
 息子クンたちは、映画「シュレック」が大好きで、繰り返しDVDで観ています。その原作ということで手に取りましたが、まー。強烈なシュレックですねー。映画でのシュレックは、自分の心を「玉ねぎ」にたとえています。何重にも覆い隠された本当の心。ナイーブな本当の心は、汚い外皮に覆い隠されている。自分への自信のなさから、周りのものと距離を作り、自分を守っています。
 でも、この絵本のシュレックは、とことん自分を愛しています。周りの者が逃げていくことが、さらに彼の自信へとつながっていきます。シュレックの両親の子育て、大成功ですよね。シュレックは、丸ごと愛されて育ったんでしょうね。愛されて育った子は、自分を愛し、自信を持ちますもんね。
 逆にお姫様は、映画のシュレックのように、自分をガードするために、よろいの騎士の門番がいるお城にいたのかしら。自分を丸ごと受け止めてくれる王子様を夢見て。 

 誰からも愛される、心優しい美しい王子と姫のお話。そんなよくあるストーリーと真っ向から対立していますよね。
 中途半端じゃなく、とことん徹底しているところが、笑えます。のけぞって失神しているヘビ。愛を語らう二人の言葉。そして、ハッピーエンドで最後を結ぶ一文に、また大笑い。
 
 行け行けGO!GO!自分の信じる道を突き進め!愛すべき自分。そして、そんな自分を丸ごと愛してくれる存在。これがあれば、なにも怖くない。

 
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*ウィリアム・スタイグの絵本たち*

2003年10月3日、享年95歳でこの世を去ったウィリアム・スタイグが、漫画家から、絵本作家になったのは60歳の時。それから、数々の心温まる絵本をこの世に生み出しています。
ウィリアム・スタイグ公式サイト
「ピッツアぼうや」
ご機嫌斜めな子供を笑わせよう
「みんなぼうしをかぶってた」
スタイグ最後の絵本。
スタイグ8歳、
20世紀初頭のニューヨーク。



 この絵本のモデルとも言われているのが、ウィリアム・スタイグの息子である、ジェレミー・スタイグです。事故のため顔半分が不随となったジェレミーですが、彼用の特別なマウスピースを使い、激しい音を奏でるジャズフルート奏者であり、画家であるそうです。
 ジェレミーの公式HPで、彼の作品を見ることができます。その絵は、父ウィリアムとは違った、抽象的で派手な色使いのものです。
 ウィリアムにとって、息子ジェレミーの存在は、どういったものだったんでしょうか?絵本を読むと、愛する息子に、尊敬の念を抱いていたように思えます。外見、ハンデ。それらをバネとしてというより、ジェレミーさんは、そんな自分を受け入れ愛して、どうだー見てみろー!て、音で、絵で自分を表現しているんじゃないかしら。そんな息子への想いが現れた絵本なのではないかと思います。すべて想像に過ぎませんが。
 奥さんは日本人で年1回は日本に訪れるというジェレミーさんの作品に、触れてみたくなりました。アマゾンでチェックしてみると「ホワッツ・ニュー」なんて、聴いてみたいなーと思います。
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