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コッコさんのかかし

「コッコさんのかかし」 片山 健
- 福音館書店

物言わずyeah.gif


○おはなし
 コッコさんがお父さんとお兄ちゃんと一緒に作ったかかし。近所の畑のおばさんにあげると喜んでもらえました。
 梅雨も夏も、台風が来ても。かかしはそこに立っていました。畑の野菜を、おかぼ(畑で作るお米)を、鳥から守っていました。時には、道端で、コッコさんたちを見守っていました。
 すっかりとりいれの終わった畑にも、かかしはちゃんと立っていました。


  ○KABA
 この絵本は、コッコさんシリーズですが、コッコさんより、主役は「かかし」ですよねー。月刊絵本で見た時には、タイトルが「かかし」で、表紙の絵も違っていたように思います。こどものともではなく、かがくのともの方だったし。
 かかしのある風景。季節で移り変わる畑の風景が、情景豊かに描かれていますよね。種まきをしている畑の土の色。夜、深い黒緑の中のかかし。夏の雲。荒れ狂う嵐。穂をたれる稲穂。刈り入れの後の日暮れの早さ。1ページ1ページに、その情景の空気、においを肌で感じるようです。

 刈り入れの風景は、今はこの絵本のようなものではなく、大きな稲刈り機があちらこちらで見られます。ですが、我が家の近所には、小学校の学習田があり、いろいろな形色のかかしが立てられ、稲刈りも子供たちが手で行っています。懐かしい風景ですよね。

 コッコさんたちが刈り入れ後の畑を見ているページ。このページが好きなんです。秋になり日暮れが早くなると、太陽が山の向こうへと沈むシーンによく出会います。この瞬間て、このページのような色の風景に出会えるんですよ。まだ刈り取られていない稲穂も赤く染まり、家々の屋根も赤く照らされるんです。日中に比べてやけに風が肌寒く感じられるこの瞬間。
 郷愁。何かをどこかに忘れてきてそわそわするような、心もとない感じ。癒され、ホッとする情景というわけでなはく。なんだか、そわそわ。涙腺が緩んできそうな。そんな情景。
 そこに、かかしが立っています。あーよかった。ホッとします。変わらず、物言わず、そこに立っている。それに救われます。このページが好きなんです。

 主役のかかし。じっと、季節の移り変わりを見続けたかかし。そのかかしを友のように慕い、そばに寄り添うのは、あらあら、スズメだったりするんですかね。裏表紙の後ろ姿のかかしは、何を思ってるんでしょうね。どんな表情なんだろ。





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