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おにたのぼうし

「おにたのぼうし」
あまん きみこ 作
いわさき ちひろ 絵
- ポプラ社

おには外!これを聞いて、悲しむ鬼もいるんだね。yeah.gif


○おはなし
 おにたは、まこと君の家の物置小屋に住む心優しい黒鬼の子どもです。
まこと君がなくしたビー玉をこっそり拾ってきてあげたり、にわか雨でぬれる洗濯物を、といれておいたり、お父さんの靴をピカピカに磨いたりします。でも、誰も おにたがやったことを知りません。おにたは恥ずかしがり屋だったから。

 今日は、節分。まこと君が、物置小屋にも豆まきをする、と言っています。
(人間と同じように、鬼にもいろいろあるのにな。)
おにたは、つのかくしの古い麦わら帽子をかぶり、そっと物置小屋を出て行きました。

 どの家にも、柊の葉が飾ってあります。柊は、鬼の目をさすので、おにたは、どの家にも入れません。そのうち、豆のにおいも柊もない家を見つけました。
 
 そこには病気で寝たきりのお母さんを、何も食べずに看病をする女の子がいました。おかあさんが心配するといけないので、「あったかい赤ご飯と、うぐいす豆を食べた」とうそをつく女の子。おにたは、女の子のために、それらのごちそうを持ってきてやりました。
 喜ぶ女の子は、おにたに言います。 
「おかあさんの病気がひどくならないように、まめまきしたいな。」
 それを聞いて、おにたは身震いし悲しそうに言いました。
「鬼だって、いろいろあるのに。」
急に おにたはいなくなり、そこには麦わら帽子と温かい黒豆が残りました。
 女の子は、きっと神様だったに違いない、と喜び、豆まきをしました。
○KABA
 昨年の節分の時期に、教育テレビでこのお話の人形劇を観ました。その後、散歩に出かけたら、次男クンは近所の家の玄関に柊を見つけ、「おにたが入れないやん」と、いたく怒っていました。どうやら、おにたに感情移入していたよう。当時3歳の次男クンには難しいお話と思いましたが、おにたの切ない気持が少しは理解できていたのでしょうね。今年は、長男クンも交えて、いわさきちひろさんの絵でこのお話に浸りたいと思います。

 「節分」は鬼の面をかぶって豆まき・・・・ってなりがちですが、私には、もう一つ優しい鬼の出てくる大好きなお話があります。それは「ないた あかおに」(こちらのページで紹介しています。)。
 これらの鬼の話の影響で、勤めている時も、「鬼」=悪とならないように子供たちに話したいと思っいきました。
 「豆まきで追い出すのは、みんなの体の中にいる鬼よ。風邪ひき鬼に、好き嫌い鬼、いろんな鬼を外に追い出して、今度は元気パワーの福を体の中に取り入れようね。」
そんなふうに話していました。。
 この絵本には、あまんきみこさんの言葉が、最後に載っています。この文章を読めば、このお話に寄せた、あまんきみこさんの思いが、よくわかりますよ。
 

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コメント

ミヅボンさんへ

TBいくらでも大歓迎ですよん。
追われる者の気持ちに寄り添えるお話って言うのも、こうして触れることができるのはいいですよねー。
私のとってのあまんきみこさんのイメージは、こういったお話のイメージが強いんですよー。でも、息子クンの教科書に載っていたあまんきみこさんのお話は、そういったことがなく、それはそれで、足をすくわれてしまったんですけど…。

こちらにもお邪魔しま~す(=^♀^=)ノ
この絵本、図書館でもオススメ絵本で推薦図書に選ばれているんですよねぇ。
最初に読んだ時に知らずに手にとってみたら、書店で涙してしまいそうになりました。
二人ののステキな文と絵に心が満たされました。
ホントは心の中が色々な気持ちでいっぱいなんですけどね(^^;)
悲しみ・せつなさ・小さな幸せ・喜び・キュンとする気持ちと…何がなんだか…
短い絵本のページ数の中で、こんなにも表現できてしまうのが
すごいなぁ~~~~っと、私ももっともっと100倍くらい勉強しなくてはダメですねぇ。
私も節分に紹介しましたので、ぜひTBお願いしま~す!!
3つも連続でTBしてしまってごめんなさ~いv-393

息子さんも節分には、元気な声で豆まきをしてお豆をた~くさん食べたのね。
これで今年も元気に過ごせるのと…悪い鬼はどこかに行ってしまったね♪
かわいい声で「福は内!!」って言われたらニコニコ顔で入ってくるだろうなぁ~!

yukinousagiさんへ

あまんきみこさんのお話で、「きつねのおきゃくさま」も、ハッピーエンドでない結末に(ある意味では、おにたもきつねも、ハッピーエンドなのかも知れませんが。)突然、足をすくわれてしまったような心地がしました。
いろいろな作品があるとは思うんですが、あまんきみこさんの作品を読むときは、心の準備をしてから、読むようになってしまいました。

やさしい鬼たち

こんにちは。おじゃまします♪
先日はコメントありがとうございました!

このお話、私も教育テレビの人形劇で観ました。
てっきり、女の子はおにたに気付いて、やさしい鬼もいるんだとわかってくれるに違いないと思ってました。
ですから、あの結末は切なかったです。

「ないたあかおに」も大好きなのですが、あおおにの手紙のところでどうしても泣いてしまって、ちゃんと読み聞かせができませんでした(>_<)
いいお話ですよね。

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