紳士とオバケ氏
| 「紳士とオバケ氏」 |
| たかどの ほうこ 作 飯野 和好 絵 −フレーベル館 |
紳士の変化=紳士の成長だよねー。

○おはなし
町なかの古い家で暮らす、まじめな紳士、マジノ マジヒコ氏。規則正しい生活を繰り返すマジヒコ氏の家に、マジヒコ氏そっくりの家オバケが住んでいました。
ある日風邪をひいたマジヒコ氏は、規則正しい生活がずれてしまい、家オバケと出会いました。
オバケ氏の存在が気になるマジヒコさんとオバケとの文通が始まり、すっかり打ち解けあった二人。一緒にチェスをしたり語らったりするようになりました。
マジノさんの様子が変だ。明るくなった!と、マジヒコ氏の会社の人はうわさをし、日曜日に自宅を訪問することにしました。
さて、日曜日。会社の人たちを迎えたのは家オバケ氏。昨晩の夜更かしで眠り続けるマジヒコ氏に代わって、会社の人をもてなしたのでした。結果、会社の人たちは、マジヒコ氏に好印象を持って帰って行きました。
それからのマジヒコ氏とオバケ氏は、「王子と乞食」のように時々入れ替わるようになりました。「それはそれはまじめな紳士」だったマジヒコ氏は「ほどほどにまじめな紳士」となりました。
今、二人の楽しみは真夜中の夜更かし。古い蓄音樹のレコードで、ルンバを踊るのに、こっています。
○KABA
息子クン達ともども、はまっている たかどの ほうこさんのお話です。飯野 和好さんのマジヒコさんが、なんともこのキャラクターにピッタリだなーって思いました。ひねくれていない真面目さ。決して周りから うとまれるようなものではないのは、このちょっと おかしいぐらいの素直な、まっすぐな性格であるからのように思います。それが、この飯野さんの絵のマジヒコさんの、ちょっと怖そうなおじさん顔だけど、長い顔立ちはちょっとバランスがくずれた感じで、まさに、“マジヒコさん“です!
このお話は、ちょっと硬い文章で書かれているように思います。それがまた、マジヒコさんの真面目ぶりを表しているようで、なかなかいいなあーって思うのですが、次男クンには、それがつらい様子。場面展開がゆっくりなので、それも4歳の次男クンには、つらいよう。
(実はこのお話は、以前教育テレビの人形劇で観たことがあるんです。その時、次男クンは、このお話が気に入ったようでしたが、テレビでは、お話の展開も早く、また、細かい心理描写や出来事が、省かれていました。)
逆に、8歳の長男クンは、マジヒコさんの真面目すぎるがゆえの面白さ、オバケ氏のヒューヒュー、ユラーリーユラーリとした漂ったしゃべり方(を意識して読み聞かせをしてみました。)が気に入った様子でした。
最初は、紳士とオバケ氏二人だけで話が進んでいきますが、(それが長すぎるって次男クンは言っています。)会社の人がかかわってきた途端、二人の面白エピソードが満載。息子クン達は、二人とも喜んでいました。
私としては、おもしろいお話としてだけでなく、マジヒコさんの変化を、まるで子供を見る視線で、温かく見守りながら読んでいました。
この紳士の年齢は不詳ですが、確実に今、成長したように思います。
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コメント
はなびやさんへ
うちも人形劇で見て息子共々気に入って、たかどのほうこ作品にはまってしまうきっかけになりました。人形劇は、省かれているところもありましたね。
多分、うちの息子も本から入ったら、物語の内容がよくわからなかったのではないかと思います。
「確実に今、成長したように思います」本当にマジヒコさんはが柔らかく変化していきましたね。
多分、うちの息子も本から入ったら、物語の内容がよくわからなかったのではないかと思います。
「確実に今、成長したように思います」本当にマジヒコさんはが柔らかく変化していきましたね。
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はなびやさんのブログには、他にもたかどのさんの本がたくさん紹介してありますね。参考にさせてもらって、読みたいなーと思っています。