きょうはぴったりのひ
「きょうはぴったり」 |
ジャン ファーンリー 作・絵 まつかわ まゆみ 訳 - 評論社 |
お、おもしろそうじゃん
○おはなし
よく晴れた、冬の朝のこと。
「今日は、ぴったりの日」だと言って、クマさんが山へ向かいます。
それを見たアナグマくん。きっとハチの巣があるに違いない、と思い、後ろからついていきました。
それを見たキツネくん、雪合戦をするに違いない、と思い、ついていきました。
それを見たリスちゃん、宝さがしに違いない、と思い、ついていきました。
それを見たモグラくん、ミミズを探しに行くに違いない、と思いついていきました。
クマさんが ドスンドスン。
アナグマくんが キュッキュッキュッ。
キツネくんが トコトコトコ。
リスちゃんが チョコチョコチョコ。
モグラくんが スイースイードシン。
雪道をゆき、山道をのぼり、頂上に着くと、
「やっぱり ぴったりの日だ」と、クマさんは、景色を眺めています。
「ハチの巣は?」「雪合戦でしょ。」「ミミズはどこ?」「宝さがしよ。」
どれも違うと答えると、クマさんは、みんなに自分の背中に乗るように言いました。
さあ、今日はどんなにピッタリですばらしくて、最高の日なのか。
しゅっぱーつ。
そのままみんなは、山の斜面を滑り降りていきました。
シュルルルル!シュルルルルル!
なんて、ばからしくって最高なんでしょう。
今日は、まったくぴったりの日です。
○KABA
この表紙の絵。これはまさしく、山の斜面を滑り降りる くまさんたちです。もう、なんともダイナミックで最高でしょー。スリル満点でしょうねー。
子どもたちとのソリ滑り。親がついて滑るより、子供たちだけとなると、どんどんエスカレートしていきます。どうしたらスピードが出るか、体を寝かしてみるようになったり、立ち上がってスノボのように滑り降りたり、滑る斜面も選びだします。より一層楽しめるように、子どもたちは滑るのにピッタリの場所や体勢を考え出していくんですよねー。
より一層楽しむこと。そこにはスリル感がついてきます。スピードに乗り不安定さの中で味わうスリル。滑り降りた後は笑顔満開です。
この絵本。最後の斜面を滑り降りるページが、縦に横に、どんどん広がっていきます。
滑降路が続いていくんです。どれだけ長い距離を滑り降りているのかを感じます。これが、息子クン達にはうらやましい。そうだよねー。山の頂上だもん。かなりの距離を滑るんだよー。そりゃあ、面白いぞ。
最後に、みんなが「これって とってもとってもばかみたい」て言います。
そうなんだよねー。ばかばかしいことが、実におもしろいんだよね♪
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