ようこそ森へ
| 「ようこそ森へ」 | 作・絵 村上 康成 − 徳間書店 |
そこはたっぷり緑の世界

○おはなし
キャンプにやって来たお父さんお母さん男の子のファミリー。森の住人カケスは、その様子を見守ってくれています。
○KABA
きれいな緑の表紙に惹かれて手にとったこの絵本。読みすすめるうちにマイナスイオンをたっぷり浴びたような心地良さがありました。決して森の木々が写実的に描かれているわけではないんです。でも、たくさんの木々に触れたように感じるのはなぜでしょう。自然の中に解き放たれたように感じるのはなぜでしょう。それこそ、自然を愛してやまない村上康成さんのマジックと言えるのではないでしょうか。自らを「水ぎわ族」と呼ぶ村上康成さんの絵本には「魚」を題材にした数多く絵本があります。以前何かの雑誌で、フライフィッシングの釣り道具を飾った村上さんのお部屋が撮影されているのを見たことがあります。ホントに釣り好きな様子が伝わってくるお部屋でした。この絵本に出てくるお父さんの釣った魚も大きく描かれ、身体をうねらせて跳ねる様子が伝わってきます。
そうして自然に生きるものたちの代表として出てくるのがカケス。自慢の森を案内してくれます。KABAが好きなページは、このカケスと男の子のつぶらな瞳が見詰め合うシーン。この瞳が胸に焼きつき、続くページの
げんきで
この言葉にいろいろ付け足したくなります。
「楽しかったよ」「また来るよ」
カケスの視線で書かれた文にファミリーの言葉はどこにもないけど、あちらこちらのページで、このファミリーが自然と戯れている声が響いているようです。
KABAファミリーは自然に恵まれたところに住んでいます。少し足を伸ばせは、こんな森へ行けちゃうのでよくデイキャンプをします(まだまだ1歳の三男クンを連れてお泊りキャンプはつらいので)。これからの季節は川で泳ぐことも目的の一つ。特別な道具を用意するでもなく出かけちゃうのがKABAファミリー流です。(時には、インスタントラーメンとコンビニおにぎりだけもって出かけることも。特別BBQセット担いでいかなくても、バーナー一つあればホットコーヒーだって飲めちゃうもんね。)こんな風に楽しめるのはパパクンのおかげ。アウトドア派のパパクンなんです。この絵本を見て次男クンが一言。「パパに似てる」
ほんと。似てるね・・・・うん・・・・・・顔も。
パパクンにも思わず見せて上げちゃいました。
村上康成美術館なるものが静岡県伊東市にあるそう。ぜひ覗いてみたいです。
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